ドライアイと間違えられやすい眼瞼けいれんの治療法

眼瞼けいれんは、脳の機能障害や周辺神経の病気等により、瞬きのコントロールができない状態を言います。
片眼の瞼や周囲がピクピクと痙攣する状態は「顔面けいれん」と呼ばれ、眼瞼けいれんとは異なります。眼瞼けいれんの場合、具体的には眼が乾きやすくなる、瞬きが増える、必要以上に眩しく感じる、眼を開けているのが辛い、瞼が勝手に閉じてしまうなどの症状が現れます。

ドライアイの症状と良く似ていることから間違って診断されることも多く、治療段階で効果が上がらないため再検査によって判明することもあります。
このほか、眼精疲労や神経症と間違われる例も少なくありません。

ドライアイとの大きな違いは、自動車の運転に危険を感じるなど日常生活に支障をきたすことが多いという特徴があり、重症化すると仕事にも影響を及ぼすなど深刻な状況に陥ることもあります。
眼瞼けいれんの治療は、原因を特定しその要因を取り除くことが重要となりますが、原因がハッキリしないことも多いため、その場合は対症療法による症状の緩和が行われます。

治療法は、薬物療法やボツリヌス療法のほか、外科的手術が行われることもあります。
薬物療法では、抗パーキンソン薬や抗精神薬が用いられますが、睡眠導入薬や安定剤などが眼瞼けいれんを誘発していることもあり注意が必要となります。

ボツリヌス療法では、ボツリヌス毒素A製剤を患部の筋肉に注射することで筋肉の収縮力を弱めます。ボツリヌス毒素A製剤は、主に15歳以上で、女性の場合は妊娠していないことが条件となりますが、症状の緩和を期待することができます。
抗体によりボツリヌス療法による効果が見られなくなったり、継続的な費用の負担が難しい時や重度の症状が見られる場合は、外科的手術によって瞼周辺の筋肉である眼輪筋の切除を行います。ボツリヌス療法の効果が見られなくなった場合でも、眼輪筋が減ることで相対的にボツリヌス毒素の量が増えるため、再び効果が出やすくなります。

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